「肌が荒れて気分がのらない」
「コスメの情報が多すぎて何が正解かわからない」
「自分の肌に合う化粧水が知りたい」
そんなお悩みを抱えていませんか?
実は私自身も、幼少期から肌荒れに悩まされてきました。自分の肌に合う化粧水を見つけるまで、給料のほとんどをスキンケアアイテムににつぎ込んだ経験があります。また、化粧品販売員として年間300人以上のお肌を見てきた中で、「肌荒れ中の自分に合ったスキンケア選び」に迷っている方がとても多いことを実感しました。
そこでこの記事では、
- 肌が荒れているときの化粧水の選び方
- 肌荒れ時におすすめの化粧水5選
- 肌荒れしているときの正しい化粧水の使い方
について、詳しく解説します。
自分にぴったりの化粧水を見つけ、肌に自信を持てるようになるお手伝いができれば幸いです。
肌荒れ時の化粧水の選び方
肌荒れ中は、肌が外からの刺激に敏感になっているため、化粧水選びには特に注意が必要です。以下の2つのポイントを押さえて化粧水を選びましょう。
- 肌の刺激になりにくい化粧水を選ぶ
- 抗炎症成分配合の化粧水を選ぶ
詳しく解説していきます。
肌の刺激になりにくい化粧水を選ぶ
肌荒れ時には、肌に刺激を与える成分を避けることが重要です。具体的には以下の点に注目しましょう。
無香料
香料は肌への刺激となりやすいため、無香料の化粧水がおすすめです。
成分表を確認し、「香料」の表示がないものを選びましょう。また、肌荒れ時にはオーガニックコスメも避けるのが無難です。オーガニックコスメには肌の刺激になりうる植物由来の成分が配合されている場合があるためです。
アルコールフリー
エタノールなどのアルコール成分は、肌の乾燥を招くことがあります。特に敏感肌の方は避けるのが無難でしょう。
抗炎症成分配合の化粧水を選ぶ
抗炎症成分とは、肌の炎症を抑える効果が期待できる成分のことです。抗炎症成配合の化粧水を選び、バリア機能が低下した肌を健康的な肌へ導きましょう。主な抗炎症成分は、下記のとおりです。
- グリチルリチン酸ジカリウム
- アラントイン
- ε-アミノカプロン酸
抗炎症成分が配合された化粧水は、長期的に使用するのではなく、肌荒れが気になるときに使用するのがおすすめです。
自分の肌質に合わせて選ぶ
肌質によって、選ぶべき化粧水は異なります。時期によっても肌質は変化していくので、自分の肌が、現在どのタイプに当てはまるかチェックしてみましょう。
乾燥による肌荒れ時の化粧水の選び方
肌が乾燥しているときは、外からの刺激に敏感になりがちです。低刺激かつ、保湿力に優れた化粧水を選びましょう。
脂性による肌荒れ時の化粧水の選び方
脂性タイプの肌質には、さっぱりとしたテクスチャーの化粧水が適しています。油分を抑えつつ、必要な水分を補給するバランスの良いものを選びましょう。
肌荒れ中におすすめの化粧水5選
ここからは、肌荒れ時に特におすすめのプチプラ化粧水を5つご紹介します。いずれもネットやドラッグストアにて、2,000円前後で購入できる商品です。
イハダ「薬用ローション」
資生堂の医薬部外品ブランド「イハダ」の薬用ローションは、敏感肌や肌荒れに悩む方のために開発された化粧水です。
特徴
- 有効成分グリチルリチン酸ジカリウム配合で肌荒れを防ぐ
- 無香料・無着色・アルコールフリー・弱酸性で低刺激
- セラミドを含む保湿成分が、肌のバリア機能をサポート
使用感
さらっとした使い心地ながら、しっかりとうるおいが続くのが特徴です。
こんな方におすすめ
肌荒れを繰り返す敏感肌の方や、低刺激の薬用化粧水を探している方に特におすすめです。べたつきが少ないため、スキンケアのあとすぐ化粧に取りかかることができます。
オルビスユー「エッセンスローション」
オルビスの「オルビスユー」シリーズのエッセンスローションは、年齢とともに変化する肌にアプローチする化粧水です。
特徴
- 独自の保湿成分「ユーグレナエキス」配合で肌のハリを高める
- 無香料・無着色・アルコールフリーの低刺激処方
- とろみのあるテクスチャーでしっかり保湿
使用感
少しとろみのあるテクスチャーですが、肌になじませるとすっと浸透します。保湿力が高く、使用後は肌がもっちりとした感触になります。
こんな方におすすめ
乾燥による肌荒れに悩む方や、年齢とともに肌の弾力が気になりはじめた方におすすめです。保湿力が高いため、特に秋冬の乾燥シーズンに重宝します。
アルージェ「モイスチャー ミストローション」
全薬工業の「アルージェ」は、敏感肌研究から生まれたスキンケアブランドです。
特徴
- 細かいミストが均一に広がり、顔全体を包み込むように肌を潤す
- ヒアルロン酸Na-2、セラミド1、2、3、6Ⅱなど高保湿成分配合
- 無香料・無着色・パラベンフリー・アルコールフリー
使用感
ワンプッシュでムラなく顔全体に広がるため、肌に直接触れずに使用できます。
こんな方におすすめ
メイクの上からも使えるため、乾燥が気になる日中のケアに活用したい方や、手で肌に触れたくない肌荒れ時におすすめです。携帯に便利な、容器の軽さも魅力です。
ミノン「アミノモイスト モイストチャージ ローション」
第一三共ヘルスケアの「ミノン」は、アミノ酸研究から生まれたブランド。モイストチャージ ローションは、乾燥性敏感肌のためのしっとりタイプの化粧水です。
特徴
- 9種類のアミノ酸成分配合で肌を内側からうるおします
- 天然保湿因子(NMF)類似成分が肌のバリア機能をサポート
- 無香料・無着色・パラベンフリー・アルコールフリー
使用感
やや粘度のあるテクスチャーで、肌に乗せるとじんわりと浸透します。使用後は肌表面がしっとりとした状態が続き、乾燥を感じにくくなります。
こんな方におすすめ
乾燥肌や、アトピー肌など特に敏感な肌質の方におすすめ。冬場の乾燥対策としても効果的です。
肌ラボ「白潤(シロジュン)薬用美白化粧水」
ロート製薬の「肌ラボ」は、研究室発想の実証派スキンケアブランドです。白潤シリーズの薬用美白化粧水は、美白効果と保湿力に長けています。
特徴
- 有効成分「アルブチン」配合で、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
- 超浸透ヒアルロン酸など複数の保湿成分配合で肌荒れ防止
- 無香料・無着色の低刺激処方
使用感
さらっとしたテクスチャーで、使用感は軽め。肌に素早く浸透し、ベタつきがほとんどないため、オールシーズン使いやすい化粧水です。
こんな方におすすめ
肌荒れと同時に美白ケアもしたい方におすすめです。日焼けや、ニキビ跡による色素沈着を防ぎます。
肌荒れ時の化粧水の正しい使い方
肌荒れが気になるときには、化粧水の使い方にも気を付けましょう。正しく使うことで、化粧水の効果を最大限に引き出すことができます。
洗顔後すぐに使用する
肌が乾燥する前に化粧水をつけることが大切です。洗顔後できるだけ時間を空けずに化粧水を塗布しましょう。清潔な手で塗布することもポイントです。
優しくハンドプレスする
化粧水を手のひらに取り、肌に押し当てるようにやさしくなじませましょう。肌荒れ時は特に、こすらないよう注意が必要です。両手のひらで顔を包み込むようにして、化粧水を肌に浸透させます。
重ね付けをする
特に乾燥が気になる場合は、化粧水を2〜3回重ねづけすることで、保湿効果を高めることができます。ただし、過剰なスキンケアは避けましょう。逆に肌荒れをまねく原因になります。肌の状態を見ながら調整しましょう。
まとめ
肌荒れ時の化粧水選びは、無香料・無着色・アルコールフリーといった低刺激なものを基本に、自分の肌質や肌荒れの原因に合わせて選ぶことが大切です。また、グリチルリチン酸ジカリウムやアラントインなどの抗炎症成分が配合されているものを選ぶと効果的です。
また、清潔な手で優しくハンドプレスをするなど、正しい化粧水の使い方を意識しましょう。最大限に効果を引き出すことができます。
自分の肌状態や使用感の好みに合わせて、今回ご紹介した商品をぜひ試してみてください。